今週の月曜日、英語科生と保育科生全員が始業ミサにあずかりました。本校の学生は、年間を通して4回ごミサにあずかりますが、1回目のミサは年度初めに行われ、これまでの歩みや自分が目指していること、またお祈りの大切さ等について、落ち着いた心で考える良い時間となります。マタイ7章「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。だれでも、求めるものは受け、探すものは見つけ、門をたたくものには開かれる。」が朗読され、神父様は、お説教の中で次のようにおっしゃいました。人生の中で、私たちが、願ったことが、思ったとおりにかなうとは限りません。求めたことが与えられるためには、時間が必要で、忍耐しなければならないこともあります。求めていることのために、必要なことをやり続けること、すぐに結果が出なくても諦めないことが大切です。私たちの思いと、神様の思いは違います。ですから、私たちが求めていることが、かなうとは限らないのですが、神様は、私たち一人ひとりにとって、一番よいものを与えてくださいます。神父様は、最後にニューヨークのリハビリテーションセンターの壁に書いてあるイエズス会のロジャー・ルーシー神父の祈りを読んでくださいました。神様に信頼し、謙虚な心で、この一年の学びに取り組むことができるよう、恵みを祈り求めました。
大事をなそうとして 力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと 弱さを授かった。
より偉大なことができるように 健康を求めたのに
より良きことができるようにと 病弱を与えられた。
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようとして 権力を求めたのに
得意にならぬようにと 失敗を授かった。
人生を享楽しようと あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと 生命を授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞きとどけられた
神の意にそわぬ者であるにかかわらず
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた
私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ。
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学生の共同祈願 |
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聖歌隊も綺麗に歌いました |